夜テレビを観ていると新築の家の工事を行っている番組が偶然、目に入った。そこでは、大工さんに迷惑をかけないように電気業者が電線を引き回して、器具の取り付けをおこなっていた。一人が図面に目を通して指示をし、それぞれが無駄のない動きで仕事を進めていた。たまに、作業者が重なって言い合いになっている場面もあったが、休憩中では、お互いに情報交換や工程の段取りなどを談笑していた。業種は違うけれど、私達と同じなのだなと思った。電気を扱う仕事でも、私共、大迫電気の仕事は機器を制御する制御盤をもの作りの町、東京都大田区で設計、製作しています。電線製作やケーブル加工、小型の制御盤から大型の制御盤、単品などさまざまです。電線製作では、メーカーの各種圧着端子に対応した専用工具を揃え作業手順書をつくり作業者が皆、同じ状態の物が出来上がるようにしています。配線作業では、図面を見ながら作業するのですが、それとともに自分なりの手順書を作りスピードupを計るなど工夫をしています。私の担当部署は、現場にて筐体に制御盤を設置する仕事です。現場では制御する機器を組立、取り付けする人たちや設計者などが集まっています。そういったなかで電線やケーブルを引き回し、機器に配線しています。各々が決まった工期のなかで協力しあいながら作業をすることが、仕事の上での効率upや単純なミスなどを防いでいくことに繋がるのだと思います。
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