制御盤の制作作業に慣れてくると、一からの製作よりも、変更・改造作業の工数がかかり、神経を使うと言うことです。制御盤の配置変更や部品の追加などのレベルになってくると、その作業工数は非常に多くのものとなります。さらに制御盤の組立工場ではなく、生産現場での作業となれば、さらに非常に大変になることもしばしばです。

制御盤を設計する段階で配線ルートやスペースの確保を考慮しておきます。そうすることで、作業効率が飛躍的に向上します。制御盤が装置と一式の場合では、制御盤の小型化の必要性もわかりますが。最低限の配線ルートは必要なため、そのバランスが重要です。制御盤と装置一式で考えると、装置の小型化はしばしば、作業工数の増加につながり安くなるため、包括的な設計が求められます。

 

執筆 大迫電気 E