Before (改善前)

制御盤の改造作業や改修作業をする際、電線の加工作業や配線作業などは現地作業が一般的に多く行われます。

【メリット】
・作業状況に応じた変更などに対応可能。
・前段取りが簡単。
【デメリット】
・現地での作業工数が多くなる。
・ゴミが出やすい。

大型制御装置の制御盤には、時として改造作業や改修作業が発生する事があります。既にお客様に納品した制御盤を改造作業・改修作業する時は、出来る限り迅速に作業する事が求められます。納入先で加工作業などをしていると加工時に出るゴミを装置内部に落としてしまう可能性があり、また作業工数が多くなると人的ミスによる不具合にもつながり、安全性の高い作業とは言えません。

V

After (改善後)

パーツ化を採用する事で、部品側の端末処理が完了している状態で作業を行う事が出来るので現地での作業工数が大幅に削減出来ます。

【メリット】
・現地作業工数の削減。
・事前に端末処理をする事により不具合の可能性が減少。
【デメリット】
・事前に設計が必要。
・前段取りに工数がかかる。

大型制御装置用制御盤の改造・改修作業に改修・改造部品のパーツ化を採用する事で、現地での作業工数を大幅に削減する事が出来ます。また改修・改造パーツ部分は事前に製作、検査する事が出来加工時のゴミを現地で発生させる事も無く信用性・安全性の高い改造、改修作業を行う事が出来ます。

POINT(要約)

制御盤の改造作業や改修作業は、部品交換、仕様変更により発生します。その際大型製造装置の電源を落としての作業になり、作業時間が長くなればその分お客様に損害を与えてしまう事になり出来る限り迅速に作業をする事が大切です。改修・改造用の部品パーツ化は現地作業工数を減らし、安全性・信用性の高い改造・改修作業を行う事が出来ます