2015年も始まり、以前から予定されていた新機種の制御盤製作が本格的に始動しようとしています。
新しい機種を製作すると今まで使用した事のない部品や工具に多く出会います。
正しい使用方法や取り扱いなど、新しい情報を頭に入れる良い機会と言えるでしょう。
新しい情報、能力、技術をいかに多く取り入れる事が出来るか、最近ではその事の重要性を考える時間が増えてきた気がします。
先日あるテレビ番組を見ていて知ったのですが、お店は創業から30年経つと老舗の仲間入りになるらしいです。
我々製造業でも同じことが言えるかどうかは定かではありませんが、もし同じだとしたら、ここ東京の大田区の地で二十数年前に産声をあげた我が社もじきに老舗の仲間入りをする事になります。
電気工事から始まり、その後は制御盤の設計製作、今では設計はしませんが制御盤の組み立て、配線、検査を行っており、ほとんど制御盤一筋とも言える業務内容でした。
特に不満があるわけじゃありませんが、懸念している事があります。
最近良く耳にする3Dプリンターが発展し続けていったら、いずれ我々製造業の仕事が無くなってしまうのではないかと不安に感じています。
我々の携わっている半導体業界もそうでしたが、黎明期の技術は想像を超える速さで進歩していきます。
その速さに取り残されない様にしていかないといけないと最近感じるようになりました。
「長い年月頑張って仕事をしていくには同じ事だけをしていてはだめなのだ」と、ある人に教えていただいた事があります。
我が社もそろそろ老舗の仲間入りと、先ほど書きましたが、今までやってきた事だけをやり続けるだけではきっと時代に取り残されてしまうのでしょう。
だから今までの経験を活かしつつ、新しい能力をどんどん身につけていければ、この先また数十年続く力強い会社に成長できるのであろうと思います。
簡単な事ではありませんが、できる限りの努力をしないといけないと感じています。