私は、東京都大田区にある制御盤を製作する会社で、ケーブルの検査をしています。
どういった検査をしているかといいますと、はじめに目視検査をおこないます。
目視検査というのは図面の指示通りに製作できているかを確認します。
目視検査を終えると次に導通検査を行います。
検査方法としてブザーであたる導通検査と検査機による検査があります。
今日は検査機による検査についてお話しします。
検査機での検査は、導通検査・ルーコン(瞬断)検査・耐圧検査・絶縁検査があります。
導通検査とはケーブルのコネクタに挿入されているピンの配線が間違っていないかを確認します。検査不良が出た場合は、ピンの挿入間違い・ショート(短絡)などが考えられます。
ショート(短絡)の原因として考えられるのは、ハンダなどが考えられます。
ハンダによるショート(短絡)の場合、コテを電線・シールドなどに長くあてすぎた為に電線の被覆を溶かしてしまいとなりの電線と接触してしまった可能性などが考えられます。
ルーコン検査とは、検査治具とケーブルのコネクタを接続して振動を与えて接触不良が無いかを確認します。接触不良が起きた場合圧着不良やピンの挿し込み不良(ピン抜け)の可能性があります。
耐圧・絶縁検査は電線に高電圧をかけて放電がないかを検査をします。
電線にはビニール等で覆われていて感電や漏電しないようになっています。抵抗値が極端に低くなると漏電や感電等が発生しやすくなります。
大迫電気では、制御盤に使用しているケーブルは、検査機による厳しい検査を行い高品質なケーブルだけを使用して制御盤の製作をしています。
- HOME »
- ブログ »
- 半導体電気設計者のつぶやき集 »
- 制御盤内のケーブル検査