大田区の大迫電気に入社して10数年がたちます。
いまでは、一応一通りの作業も出来てまた、人に教える立場にもあります。
ただ、思いおこせば自分も10数年まえにまったくの未経験で入ってきて使ったこともみたこともない工具を手にして毎日ただひたすら電線を剥いていました。
手は豆だらけ、手首は腱鞘炎になりかけ正直半べそでした。
それでもわたしが入社した当時はものすごく忙しい時期でとにかく練習!練習!また練習!!一つ一つ段階があがり出来ることが増えていくと練習も苦にならなくなり正直仕事にもなっていないはずなのに楽しかったです。
でも、いざ本番。
作業手順書を前に電線製作を始めたときは逆に緊張し手が震えたものです。
以前は今ほど使用する工具も少なく、また電線製作も複雑ではありませんでした。
今現在では、何倍も増え工具だけではなく部材(コネクタやコンタクトピン)の種類もハンパじゃありませんので覚えるのが一苦労です。
長く仕事をしてきても日々勉強で後輩に使い方を教わることもしばしば。
そんなときふと思うことがあります。
新しい人が入ってきて仕事を教える時にわかりやすく教えてあげられていただろうか?自分の知識だけを相手に伝えていただけではなかったか?何でこの位のことが出来ないのか?いや、自分だってやってきたけどつらかった…。
それでも、やっぱり人に教えるむずかしさを新しい人が入るたびに痛感します。
ただ、自分も毎日電線製作との日々戦いで正直流されている感があります。
先日も大変なミスをしてしまいました。
使用するコネクタでコンタクトピンを間違えて使用してしまいました。
作業するとき事前に用意するのですがその時点で間違えていたのだと思います。
後でわかったことなので何故間違えたのか?正直その時は気がついていないし覚えていないのが正直なところです。
もっともっと自分自身が教育されなければいけない気がします。
きっとどの会社でもそうだと思いますが、作業する際いかに効率よくできるか段取りをとること。
スピードも正確さも要求されます。
ミスのないように心がけているつもりでもミスは出てしまいます。自分一人の問題ではなくなってしまうのでもっと自分自身に厳しくしていかなくてはと思っています。
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