一品モノや新機種の制御盤を設計・製作する場合は、図面と製品を何度も確認をします。組立作業だけでも、単位箱から板金部品を取り付けるだけではなく、配線ダクトやレールを決められた長さにカットし、ブレーカやマグネットにカバーやビスを取り付けるなどの、設計段階からの深い見識とも言える考えが必要です。これができなければ、各パーツの破損や取り付けの不具合が発生します。

設計者は製作現場の人間と密に連絡・打合せを行い、作業時にわかりにくいことが合った時には、メモや写真を残すなど、次回以降の新たな制御盤設計時に役立つようにすることが、技術と品質の向上になると考えます。

執筆 大迫電気 S