モノづくりを支える中小企業が特に集まっていることで有名な東京都大田区で半導体制御盤製造装置を製作していますここ大迫電気に籍をおいてから、早いもので大分年月が流れました。先日、入社して間もない頃、慣れない手つきで覚えた同軸ケーブルの加工を、数年ぶりに製作することになりました。加工方法など忘れてしまったほど久しぶりだったので、少し緊張が走りました。同軸ケーブルとはテレビアンテナ用等で広く一般的に知られているケーブルですが、構造は1:内部導体(銅線)2:絶縁体3:外部導体(シールド)4:保護被覆(シース)で成り立っています。加工方法は、取り付けるコネクタによって、多種多様です。半田付けタイプや圧着タイプがあり、今回は後者の方法で製作しました。使用したコネクタはBNC型で同軸ケーブル端子を用いての加工方法でした。ケーブルの皮むきも今は便利な同軸カッター(トリッパー)があるので、以前のように絶縁体をストリッパーで銅線を傷つかないようにヒヤヒヤしながらの作業もなく安心でした。またコネクタによって剥きの長さも規定がありますが、このカッターを使えば効率的に、より正確で確実な作業を行えます。このような事からこのケーブルに限らず世の中にはまだ知らない便利な工具が在るのかも知れません。普段作業していて、「こんな工具があったらな~」と思ったら、探してみるのもいいかも知れませんね。
- 投稿タグ
- 大迫電気, 同軸ケーブル, 東京都大田区, 半田付け, 半導体制御盤製造装置