作業者の視点に立たなければまず解決策は見つかりません。例えば制御盤内の部品の配置を設計するとします。通常数は左から又は上から数えます。我々作業者は当然配置が結線図の並びとリンクした規則性の合致が多い程作業効率が向上します。ところが制御盤は裏方ですから、お客様の視点に立って配置すると右から、下から、と制御盤の設置場所によってランダムな配置になったりします。操作部、表示部については、もちろん使用者の視認性が第一だと思いますが使用者が稼動時、稼働中に制御BOXを空ける事はまずありえません。よってここが重要な切り替えのポイントだと思います。優先順位が明確で切り替えのポイントが考え抜かれた制御盤に携わり完成した時の達成感は格別です。作業性、メンテナンス性、操作性、設置、移設の為の分割ポイント全てのバランスが整った装置は耐久性も高く、結果大きくコストダウンに貢献出来ていると感じます。
執筆 大迫電気 K
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