大迫電気で製造している制御盤も、電気制御は主にA接点とB接点で構成されています。
A接点は電灯を点灯させるスイッチのように片方がONで片方がOFFの物、車のマップランプの様に一度押すとONもう一度押すとOFFの物が一般的です。
制御盤で使われるA接点は同様の物ももちろんありますが、ほとんどは自己保持タイプのA接点で構成されています。
自己保持とは一度ONすると接点に流れる電気が遮断されるまで保持し続ける機能ですが、自動制御には欠かせない存在です。
シーケンサのプログラムの多くもこの自己保持機能で成り立っています。
そこで自己保持を解除するために必要となるのがB接点です。
回路をOFFするためにA接点の前に存在させる事が不可欠です。
もうひとつ、複数の負荷を自動制御する制御盤は一つの異常もあってはなりません。
様々な方向からB接点で見張っています。
センサー類は電気が通電しないと感知出来ません。
その前に一つでも異常があれば通電させないのが最も重要なB接点の役割です。
製造に携わる者として一つ一つ確実に切れる事を確認し、安全な制御盤をここ大田区より提供し続けたいと思います。