今回、Dサブのコネクタの不良品が発見された。そのコネクタは普段あまり使用することがないもので、ある制御盤の製作のときにお目見えする。納品時はまとまった数量が箱に入った状態でくるので使用するときにそこから1個ずつ取り出すということになる。実際は使用するときに目視するのだが、正直目視する側はピンを差す側が主になってしまうのが実情だ。今回その不良品を発見したのが外注さんだったのだが、私たち社内の電線製作者の仲で発見できなかったのが実に悔しい思いだ。目視した、ということが、目視したつもりということになりかねないからだ。今回は使用する前に発見されたので事なきを得たのだが、そうではない。もっと、自分自身使用する部材に対してのチェックも怠ってはならないと自覚した。電線製作にあたる者として、もっと注意したい。
執筆 大迫電気 A