Before (改善前)

電線を保護する安全装置として、ブレーカという物があり、種類として「配線用遮断器」・「漏電遮断器」・「サーキットプロテクタ」等があります。配線用遮断器は、過電流が発生した場合に1次側と2次側の回路を切り離し、対象の機器や電源を保護します。漏電遮断機は、過電流の遮断機能と漏れ電流を検知して遮断する機能があります。2種類とも高容量の電流に対して、負荷側全ての電路を保護するために使用されることが多いです。

V

After (改善後)

サーキットプロテクタは、負荷側全体の電路保護目的ではなく、個々の負荷(機器)を保護対象として使用されます。
過電流時に回路と配線が熱を持ち、熱をバイメタルが検知する事でメカ的に遮断します。過電流保護機能とスイッチ機能を1つにまとめているのもが多く、遮断しても繰り返し使用することができるので、ヒューズとスイッチで補うよりコストが低く使用することができます。(2線路の場合ヒューズは2つ必要になるため)容量は0.05~100Aの定格電流で使用されます。

POINT(要約)

上記より、ブレーカとサーキットプロテクタは保護回路として同様の動作を持ち合わせていますが、負荷側全体の電路保護目的とする場合はブレーカを使用し、個々の負荷(機器)に対しての保護目的とする場合はサーキットプロテクタを使用する等、使用する用途により使い分けることができます。